交流~大地に刻まれた繁栄の約束~【2024-常設展示 パネル①】
こうりゅう だいちにきざまれたはんえいのやくそく 2024 じょうせつてんじ ぱねる 1小千谷はとても住みやすい場所です。それは先人達の活動痕跡『遺跡』が証明してくれています。現在、小千谷では約500箇所の遺跡が見つかっています。人口密度ならぬ「遺跡密度」でいうと、隣接する市町村の中でも比べ物にならないくらい密集したものと言えます。決してきれいな火炎土器が出土するような遺跡はありませんし、竪穴住居がたくさんある大きなムラの遺跡も見つかっていません。しかしなんと言っても市域に対しての数の多さは注目されます。 これは、山・川・平地・そして雪など多様な自然があり、多様な生態系が整うことで、人々の多様な活動を支え、小千谷でしかできない多様な暮らし方を実現できることが要因と考えています。さらに交通の面からも、海・山に行くときに必ず通る交通の結節点となり、産業の担い手の人々にとっても大切な場所と言えるのです。ここでは小千谷の地形や遺跡など大地に残された痕跡から、小千谷の住みやすさをたどってみましょう。