錦鯉の絵型帳【市指定文化財】
東京大正博覧会(1914年)に錦鯉を出品した際に作られたカタログ 明治以降、日本では数多くの博覧会が開催され、国内外の先進技術や文化などが紹介されてきました。東京大正博覧会は、大正3(1914)年3月20日から7月31日にかけて、東京府の主催で開催されたものです。その際、新潟県古志郡東山村、竹沢村両村などで、特産の錦鯉を出品した際の資料が残されています。 「錦鯉の絵型帳」は、江戸時代後期から始まる錦鯉の歴史の中で、錦鯉の色合いや模様などの様子が絵画で現存する最古の資料で、当時の東山村長、平澤彦三郎の名義で作成されています。
また、平澤彦三郎が大正3年3月16日から5月12日の間、錦鯉出品のため東京へ赴いた際の金銭出納帳も残されています。そこからは、彦三郎の東京での行動や滞在中に訪ねた人物が書かれており、錦鯉のPRに奔走した様子が読み取れます。
木牛
牛の角突きにちなんだ郷土玩具、東山地区産の木材を丁寧に加工して作られています。 赤白黒の面綱を付けています。 錦鯉や牛の角突きについては、平成30年度の東小千谷小学校5・6年生が作成したパンフレットにまとめられています。