小千谷を通るすべての人々に。【2024-常設展示 旧石器時代】
おぢやをとおるすべてのひとびとに 2024 じょうせつてんじ きゅうせっきじだい日本において人類の経験した一番古い時代は「旧石器時代」というものです。小千谷では、小粟田・山谷・真人町の河岸段丘突端で見つかっています。 真人町の真人原遺跡では、約20,000年前の土層から石槍を作った作業場が見つかっており、これまで新潟大学・東京都立大学・静岡大学等たくさんの学術機関により大切に発掘調査が行われてきました。 旧石器時代の遺跡はとても少なく、小千谷市内でも5遺跡しかありません。遺跡から出土するものもナイフや槍、皮なめし等わずかな石でできた道具と作りかけの石器だけです。遺跡が少ない理由は現在のような家を建てて定住する生活ではなく、狩りの対象となるナウマンゾウやオオツノジカを追いかけて自由気ままに大地を使いこなすハンターであったため、遺跡が残りづらいものと考えます。