小千谷で2つの暮らし方を。【2024-常設展示 縄文時代】
おぢやでふたつのくらしかたを 2024 じょうせつてんじ じょうもんじだい縄文時代になると竪穴住居に住むようになり、ムラに多くの人が暮らすようになります。小千谷の縄文時代の暮らしの特徴は、山と川の2つがあることです。 山の暮らし: ・ 段丘の上から獲物であるイノシシやウサギを狙い、追いかけて弓矢を射掛ける。 ・ 打製石斧で穴を掘り根菜類を集める。石器を使って山菜を集める。 ・ 栗・栃の実を集めて土器で煮る・石で磨り潰してクッキーを作る。 ・ 動物の皮をはがして、脂を除去して、服や家を作る。 川の暮らし: ・ 魚をめがけて降りてきた水辺にいる鳥に弓矢を射掛ける。 ・ 磨製石斧で木を切り、丸木舟をつくり川に出る。 ・ 網と石錘を使って魚を捕まえる。 ・ 魚の皮をはがして、脂を除去して、服を作る。 小千谷は、縄文時代の遺跡が多く、山・川に限らず市内のいたるところに点在しています。暮らし方に合わせて住む場所を変えることができ、とても暮らしやすかったと考えます。また東北や関東・北陸など遠くの地域で使われる土器や石器が出土しており、遠方からも小千谷の大地を求めて移住してきたことが想定できます。