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拾え!すりつぶせ!粉をつくれ!生きるために。『磨石類』【2024-常設展示】

ひろえ すりつぶせ こなをつくれ いきるために すりいしるい 2024 じょうせつてんじ
おぢやの千の宝
Published on September 26th, 2024(Updated on November 18th, 2024)

縄文時代の主食は何だと思いますか。 肉、魚、芋、どんぐり、色々なものが想像できるでしょう。 では、どうやって調理しているか想像できますか。 肉:毛を剃って、肉を切り、火を起こして焼いて、食べる。 魚:焼いて、骨を外して、食べる。 芋:焼いて、皮をはがして、食べる。 どんぐり:そのまま、食べる。ではないです笑 どんぐりはシブがあり、そのまま食べることができません。 ですので、人類は土器を発明して鍋で湯を沸かし、ドングリを煮て食べました。 ただここで大切なことがあります。 いずれの食べ物も保存がききません。 人類はどうやって保存食を確保したのでしょう。 例えば肉は燻製に、魚は干物に ではドングリは、というと、「クッキー」です。 おうちでクッキーを作ったことがある方は、わかると思いますが、材料は何があると作れるでしょう。 ・ 小麦粉 ・ 水 ・ 砂糖 ごめんなさい。私は作ったことが無かったのでわかりませんでした笑

さて、このうち縄文時代の人が用意できるのは、粉と水、そして調理用に石と火です。 この中で最も大切な主材となるのが「粉」です。

拾え!すりつぶせ!粉をつくれ!生きるために。『磨石類』【2024-常設展示】

おぢやの千の宝
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この粉を作るのに使われるのが、磨石です。 磨石は、石と石にドングリをはさみ、磨り潰します。 クッキーは保存食であるため、大量に使われます。 ですので、実は遺跡から出土する遺物で最も多いのがこの磨石です。 こうして縄文時代の人々は生き残るために、ドングリを拾い、粉を作り続けていたのです。

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