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【みんなの手で、未来づくり大作戦】2024-常設展示-現代の小千谷縮販売者

みんなのてで みらいづくりだいさくせん 2024 じょうせつてんじ げんだいのおぢやちぢみはんばいしゃ

小千谷の文化財を受け継ぎ未来につなげる人たちの、手と声を、聞き取り調査をもとに紹介します。 《画像は近日公開予定です お楽しみに!》

おぢやの千の宝
Published on September 26th, 2024(Updated on October 11th, 2024)

現代の小千谷縮販売者

2024‐常設展示④ 夏が来ると「着心地」で着たくなる。

【みんなの手で、未来づくり大作戦】2024-常設展示-現代の小千谷縮販売者

おぢやの千の宝
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①あなたは文化財に関するどんな活動をしていますか

小千谷縮など織物製品の販売。

②その活動は主にどこでしていますか

小千谷織物組合「匠之座」。

③その活動はいつからしていますか

平成23年から。 子どもの頃から、小千谷に縮というのがあるのは知っていて、着ている人がいるのも見て知っていたけど、しわのある着物だから、しわができた頃に着たいと思っていた。 最初に小千谷縮を見たのは、90歳を越えた小柄なおばあちゃんが着ていたもの。もともと着物というと華やかなイメージだったので、しわくちゃで雑巾みたいな色でショックだった。

④その活動で大切にしていることは何ですか

見た目もだけど、着心地や肌触りを知ってもらいたい。実際に着て歩いたときに、風がすり抜けていく感じや、お手入れも楽だったりとか、そういうのを知っていくと、時間をおいて良さが加わっていく。だから、夏が来ると「着心地」で着たくなる。

⑤その活動でもっと取り組みたいこと

一つは、実際に着てもらったり、布と接してもらう体験。着心地や肌触りを知ってもらいたい。 もう一つは、ここ(匠之座)には「お客さんじゃない人」が多く来る。小千谷では、昔、家族が機織りなど、織物関係の仕事をしているという人がたくさんいた。そういう人たちが里帰りをしたときに寄ってくれて、こんな布があったとか、布に関する昔話をしてくれる。その時に居合わせたお客さんは、一緒に話を聞いて、産地に来たんだなぁと思ってくれたりする。新しく入ったスタッフは、話を聞くことで知識を得て、それをお客さんに伝えていく。そんな、布まわりの生活を語れる場所ということも大切にしたい。

【みんなの手で、未来づくり大作戦】2024-常設展示-現代の小千谷縮販売者

おぢやの千の宝
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⑥小千谷の好きなものは何ですか

よくも悪くも狭いところ。どっかしらで人のつながりがあったり、言わなくても話がつながったりする。季節の習慣とかも、みんな知っている。だから、なんかあったときに助けてくれそう。

⑦未来の小千谷の人たちに伝えたいこと

水があって、雪があって、自分で手をかけたおいしいものを食べてますか?土地の恵みをいかしてますか? 雪降って、水が田んぼにひかれて、そこで育ったものを食べればいい子が育つ。縮も同じだと思う。 (2024年8月)

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