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【みんなの手で、未来づくり大作戦】2024-常設展示-佐藤半左衛門の子孫

みんなのてで みらいづくりだいさくせん 2024 じょうせつてんじ さとうはんざえもんのしそん

小千谷の文化財を受け継ぎ未来につなげる人たちの、手と声を、聞き取り調査をもとに紹介します。

おぢやの千の宝
Published on September 26th, 2024(Updated on October 11th, 2024)

佐藤半左衛門の子孫

2024‐常設展示⑤ 半左衛門は小千谷の「父」 佐藤正機(昭和21年生まれ) 《画像は近日公開予定です お楽しみに!》

【みんなの手で、未来づくり大作戦】2024-常設展示-佐藤半左衛門の子孫

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自分は、半左衛門の分家「加賀屋(石川県にルーツがあるからか)」の子孫。 子どもの頃、半左衛門のことは興味がなく、聞いていたかもしれないけど聞き流していたんだと思う。親父は「佐藤家の血をついでるのは自分しかいない」というのが自慢で、晩年の頃、半左衛門や雪山(さとうせつざん:江戸時代の算学者で廣川晴軒の師)ことをまとめて冊子を出していた。 2014年ごろ、町内会長になってから、半左衛門に関する話をするようになった。年を取ると、まわりの人もそういう(昔の)話を聞きたくなってくる。

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佐藤家は、佐渡に50年くらいいて、その後、小千谷の上片貝に移ったという。そして、その中の一人が小千谷の下タ町に来た。まだ、今の本町のあたりがなかったころで、そこに「まち」を作るため中心となって貢献した4人(佐藤、中町、東、吉沢)のうちの一人になった。 維新の頃は大庄屋で、七品運上でもうかったらしい。戦争(戊辰)が起こるかもしれないということで、(当時のおばあちゃんが)不動明王を持って逃げようとしたという話を聞いている。 当時、金持ちも知恵のある人もいっぱいいたけど、半左衛門は地元の塾ではなく、江戸に遊学に出て、陽明学も学んだ。勤皇思想もばんばん入ってきて、国を変えてやろうという気概があったのではないかと思う。あの時代、身を投げ打って、国のため、地域のために尽くそうとしたのはすごいこと。当時は、山本比呂伎がいたり、いろんな人が集まってつながるというのが、ある意味時代の面白みなんだろう。

小千谷小学校150周年の時、小千谷小学校は点々としているから、そこに石碑を建てようと提案をした。150周年の今じゃないとできないからと言って提案し、石碑は立った。 山本比呂伎が学校を作ったけど、半左衛門がいないとそれもできなかった。半左衛門は小千谷の「父」。いなければ焼け野原になっていて、今の小千谷はなかった。

半左衛門の孫からの依頼で、山本比呂伎が半左衛門の漢詩を書にしたもの

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①小千谷の好きなものは何ですか

なす味噌が食える

②未来の小千谷の人たちに伝えたいこと

滅びるのは滅びてもいい、どうしても残さなきゃいけないものはない。 (2024年8月)

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