大明神遺跡発掘調査記録 chapter38≪なぜ大明神遺跡はここにあるのか1≫
だいみょうじんいせきはっくつちょうさきろくちゃぷたーさんじゅうはちなぜだいみょうじんいせきはここにあるのかいちchapter38≪なぜ大明神遺跡はここにあるのか1/2025年8月28日≫
どうして大明神遺跡は、縄文時代中期の集落として選ばれたのか、航空写真から推定してみましょう。
大明神遺跡の北側
【奥に小千谷市街地を眺める様子】
おくにおぢやしがいちをながめるようす大明神遺跡の北側には平野が広がります。信濃川と魚野川が合流することで水量が増加し川幅も一気に広がります。一方で南側には山地が広がるため、まさに平場と山が出会う場所であったことがわかります。
信濃川の蛇行
【信濃川が大きく蛇行する様子】
しなのがわがおおきくだこうするようす大明神遺跡の立地で最も特徴的なことが、東・西・南の三方向を信濃川の蛇行によって囲まれていることです。川に囲まれた利点として、資源となる石があること、魚や鳥など食料が豊富なこと、遠くから集落を識別しやすいこと、などたくさんあります。さらに信濃川との高低差は20mあり水害の心配もありません。 文:小千谷市学芸員 白井雅明