大明神遺跡発掘調査記録chapter27≪石と戦い活かす縄文時代1/8月18日≫
だいみょうじんいせきはっくつちょうさきろくちゃぷたーにじゅうなないしとたたかいいかすじょうもんじだいいちはちがつじゅうはちにちchapter27≪石と戦い活かす縄文時代1/2025年8月18日≫
大明神遺跡の穴を掘った際に最も感じることが、底に石があることです。この石は、遺跡の直下に【河岸段丘の礫層=ある時の信濃川の河床】があるのが要因です。およそ40cm掘ることで必ず石に当たる宿命にある土地と言えます。では縄文時代の人々は、この石とどのように向き合ったのか、遺跡を掘ると逞しく活かしている様子が認められます。
【穴の断面】
まず断面で確認すると、石は底に集中していており、後の時代に廃棄されたものでなく、穴が使用されていた当時に敷かれていることがわかります。
底に集中する石
そこにしゅうちゅうするいし【石をどけて突き固めた穴】
底を露出すると、この石が平たく分布しているのでなく、一度底を丸く掘ってその後小さな石を選んで再配置していることがわかります。どのように使われた穴かはわかりませんが、掘って出てきた邪魔なはずの礫を活かしている様子が印象的です。
礫を活かす
れきをいかす文:小千谷市学芸員 白井雅明