掘ってみるまでわからない【市民学芸員体験講座】第23回
ほってみるまでわからない しみんがくげいいんたいけんこうざ だい23かい「学芸員の仕事は、実に様々。資料の収集、保管、展示をして、さらに講演まで!」 「そんな学芸員の仕事を気軽に体験し、小千谷のまだ見ぬ魅力を一緒に発見しましょう!」 と、そんなことで始まった【市民学芸員体験講座】も2年目に突入。 活動報告や参加者の感想などをご紹介します。 第23回は「発掘調査演習④ 朝日山古戦場~昨年の調査から発見できた戦いの最前線~」 (2025年5月11日実施)
【報告:市内在住 20代女性】 今日はたくさんの弾を見つけられて楽しかったです! 想像していた以上に頂上付近の崖が険しくてびっくり。滑り落ちそうになりながら金属探知機を振りました。傾斜が急になってきたあたりで反応が出るようになり、自分の場所を確保しつつの発掘作業でした。 最初は上から落ちてきた弾と撃ち込まれた弾の見分けがつかなかったのが、進めていくうち土の特徴や出土の深さから違いがわかるようになってきました。 頂上付近では反応がたくさん出ましたが鉄塔の番線が埋まっていることもあり、それの反応か?と思いきや弾が出たりして、掘ってみるまでどちらかわからないところがまた面白かったです。会水城跡付近の真下に向かって突き刺さっている弾はどうしてその状態になったのか、不思議でした。今日の調査でどんなことがわかっていくのか楽しみです。 一年前最初の講座の時は学び始めたばかりでわからないことが多かったですが、今日は陣地の関係やどんな戦いがあったのか説明を受けてだんだん想像できるようになってきて自分の成長を感じることができました。 資料で読んだ場所に実際に行くことができて、その険しさを体験できることが嬉しいです。 今日はお疲れ様でした。次回もよろしくお願いします。