Hontoka.

【みんなの手で未来づくり大作戦】2025-常設展

みんなのてで みらいづくりだいさくせん 2025 じょうせつてん

小千谷の文化財を受け継ぎ未来につなげる人たちの、手と声を、聞き取り調査をもとに紹介します。

おぢやの千の宝
Published on October 7th, 2025(Updated on October 7th, 2025)

牛もちだった人

2025-常設展 -牛も怒られれば、褒められれば意思は通じる。せがれ育てるような感じで、ダメなものはダメとしつける。外形はよくても、性格がよくなくては。-

背景は、最初に飼った牛の角と頭の骨

【みんなの手で未来づくり大作戦】2025-常設展

おぢやの千の宝
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背景は、最初に飼った牛の角と頭の骨

①出身はどこですか。 虫亀(山古志)出身。小千谷で店をやっていて、その関係もあって牛もちになった。 ②昔の様子を教えてください。 昔は牛を買ってきて、家で牛を飼っていた。玄関入るとすぐ牛がいた。大きくなって肉がついたらそれを売ることもあった。秋から冬は(牛糞で)堆肥を作ったり、昔は田んぼも牛がやっていて、牛から耕運機になる時代を経験している。 角突きは田植えが終ったり、稲刈りが終ったりしたときにやった。勢子と女性の見合いの場でもあって、勢子は派手な格好をしたりした。村祭りのようなもので、2日がかりでやることもあった。 階段を上がると神社があって、村の人が牛を連れてくる。闘牛場のまわりに柵はなくて、牛が逃げてくることもあった。見る人は、神社の鳥居に上ったりして見た。 ③牛持ちになってからのことを教えてください。 仲間に同級生がいっぱいいるから、自由に突かせられる。脱落した牛は肉になる。だから、それを避けたくて少しでも多く運動させてあげる。角突きは引き分けが原則だが、長くやっていると勝敗はなんとなくわかる。牛は、もちろんわかる。引き分けだけど、暗黙の了解で次の番付に反映されたりする。 ④大事にしていたことを教えてください。 大事なのは、牛とのスキンシップとか。(今は世話を任せる人も多いが)本当は自分で餌をくれたり、運動させたりが大事。 闘牛の本番もいいけど、餌をやったりする過程が楽しい。牛もがんばらんきゃ、人間もがんばらんきゃとなる。牛もいい仕事をしたとか、嬉しい気持ちを持っている。怒られれば、褒められれば意思は通じる。せがれ育てるような感じで、ダメなものはダメとしつける。外形はよくても、性格がよくなくては。本気で飼った人じゃないと、よさはわからない。 自分の牛は、どの牛もがんばってくれて。ただ別れはある。13、14才まで接してて、車に乗せられると、牛も涙ポロポロ流して。角突きに行くときと同じに御神酒かけて、主綱かけて。最初の牛は強くて、(屠畜場で)3発うっても倒れなかったらしい。 ⑤これからの角突きへの思いを教えてください。 相撲と同じで、古いんだけど文化だから。小千谷の角突きは、習俗を大切にしているのはいいと思う。形が変わっても残ればいい。 (2025年10月) このページは小千谷市郷土資料館が作成しました。 掲載コンテンツの二次利用条件などはこちらのページをご覧ください。

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