昭和の情報博物館【小千谷アルバム】
しょうわのじょうほうはくぶつかん おぢやあるばむ【小千谷アルバム】は小千谷の古い写真の紹介と、その撮影した時の場所や時代などの情報を推定する取り組みです。
昭和10年代:住吉神社
本稿は3名による合作である。同じ写真を眺めても、それぞれが違う視点で情報を引き出している様子をご覧いただきたい。 子供たちはちょんまげに着物、大人は裃や三鱗状のはっぴ、手には拍子木や三味線を持つ姿も見える。みんなで、楽しく雄々しくまちをねり歩いた後に撮影されたものと考える。(H) 雨上がりなのか、一緒にねり歩いたであろう鯱は、雨に濡れないようにしっかりとした屋根がかけられている。履物は下駄・草履が多い中、動き回る機会の多い大人達はブーツを履いており洋装が徐々に浸透している様子が認められる。(M) 背景として見える「石積み」が現代見えるものより、江戸期の風情を残しており非常に面白い。段丘崖を桝形状に縦へ横へと普請しており、少ない土木量で階段を構築する工夫を感じる。また高さ2m毎に1m幅の犬走りを設け、さらに隅を算木積状に仕上げることで崩落を防いでいる。石積み上部の林に税務署の建物がわずかだがのぞく。(S)
Location
- Name
- 住吉神社
- Furigana
- すみよしじんじゃ
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