ボンネットバス de Vプラウ【小千谷アルバム】
ぼんねっとばす で ぶいぷらう おぢやあるばむ【小千谷アルバム】は小千谷の古い写真の紹介と、その撮影した時の場所や時代などの情報を推定する取り組みです。
本町1丁目 : 【昭和30年代】
「プラウ」とは、除雪車に付属させ、雪を押しどかす雪国には欠かせない道具である。当時まだ馬力の高いブルドーザーなど重機は普及していなかったため、馬力の高い車両を一時的に代用していた。この時は、1950年代に生産されたトヨタ製のボンネットバスFB型、105馬力を誇る巨体で、その荷を全て下ろし、どんどん雪を押し運んでいる。普段は、学生・労働者など様々な人々を運ぶ穏やかなバスであるが、さも頼もしい雪国の英雄に見えたに違いない。ただ今のブルドーザーのように、プラウの上下の動きは苦手だったようで、道路面をかなり傷つけており、春先に改めて行う舗装で苦労したということは、また別の話。
このページは小千谷市郷土資料館が作成しました。 掲載コンテンツの二次利用条件などはこちらのページをご覧ください。