照明器具の変化【2025-夏季企画展】
しょうめいきぐのへんか 2025 かききかくてんPublished on July 11th, 2025(Updated on October 5th, 2025)
【この展示ができあがるまで~中学生による、展示資料の収集・調査・展示の実践~】
- 収集
- 展示するための資料の分類・選定を行う。特定の属性を持つ資料を集める。
- 調査
- 展示資料の「素材・加工・形」を主軸として調査を行う。 ここでは、4時期におけるそれぞれの変化を主体として調査を行う。 調査として、Web検索・書籍・聞き取りを行う。
- 展示
- それぞれの資料が、展示棚の中において過不足なく見えるように配置を丁寧に行う。
照明器具の変化
行灯
あんどん年代 : 室町時代~江戸時代 素材 : 木材と油皿、和紙 ※和紙は、光を拡散させる役割。 加工 : 釘やネジを使用しない【ほぞ組み】という伝統的な工法が見られる。 来歴 : 禅家が用いた油用灯火具の一種である。江戸時代の庶民においては、燃料に魚油を使っていたため、臭いや煙が問題になっていた。屋内照明、装飾用など様々な場面で用いられていた。現在では旅館のインテリアとして使われていることもある。
石油ランプ
せきゆらんぷ年代 : 1853年 植物油や鯨油を燃焼していたランプを、ポーランドの薬剤師で発明家でもあるイグナツィ・ウカシェヴィチが、石油ランプへ改良を行った。 素材 : ガラス、鉄などの金属、綿芯、石油(灯油) ※ガラスには、ガラス全体を曇りガラスのようにする「サンドブラスト加工」が施されている。 来歴 : 万延元年(1860年)に、林洞海がアメリカ合衆国から持ち帰ったのが最初であるとされる。行灯に比べ明るく、灯油が安価なため、全国へ広まっていった。明治時代後半になると、ガス灯などが登場したことから、徐々に使用されなくなっていった。
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