子供に本当に伝えたいこと(理想と現実)
こどもにほんとうにつたえたいこと りそうとげんじつIntroduction
我が家の子供たちが時々「読んで」と持ってくる『だめよ、デイビッド!』。 子供がいる家庭でなら10秒後にも起こり得るいかにも子供がやってしまいそうな「ダメなこと」を、デイビッドが次々にやっては「だめよ」と怒られます。 子供と暮らしていると、大人からすると「これをやったらこうなるとわかっていたのに…」ということも多々。ついつい「だめ」と言ってしまったり、大人的に「ダメなこと」が発生する前に手や口を出してしまったり… この間も、どうしても水筒からコップにお茶を注ぎたかった3歳の娘に、あまり深く考えずに手を貸してしまって泣いて怒られました。やらせてみると、案の定こぼすわけですが…もしかしたらこぼすとわかっていてもやってみることが、今の彼女には必要なことなのかもとちょっと反省しました。 『だめよ、デイビッド!』の中で、ページをめくるごとに「だめよ」と言っていたお母さんが最後にデイビッドに伝えるのは、「だめよ」じゃないんです。 「あぁ、本当に子供に伝えたいことはこれだよね。」 そんなことを思いながら、最後のページを読み聞かせる時には挿絵と同じように子供に「ぎゅー」っとするのが我が家の定番です。 ちなみに我が家にあるのは英語版の”No, David!”です。 “No!”と言い続けたお母さんの言葉が、最後に”Yes, David.”に変わります。 “No”の部分じゃなくて、”Yes”の部分を見て子供と関わりたいなぁと思う、寝かしつけ後の一人時間なのでした。 (朝になったらまたそれどころではない日常が始まるんですけどね)