西脇本家雛人形群の見どころ【2025-特別展】
にしわきほんけひなにんぎょうぐんのみどころ 2025 とくべつてん
この雛人形群には、西脇濟三郎がイギリス留学した際に購入したと思われるものや日本製のセルロイド人形など、日本の近代化を感じさせる品々があります。
西脇濟三郎がイギリス留学した際に購入したと思われるドイツ製の人形
箱には「眠人形」という記載があり、人形は横にすると目を閉じます。
日本製のセルロイド人形
ゼンマイ仕掛けの犬の人形
また、実際に使用したと思われる品々もあります。
濟三郎の妻・壽子が輿入れした際に持参した琴
家紋入りの箱に入っています。
婚礼用の提子や長柄銚子
本体には家紋など模様がほどこされています。
百人一首
二組の百人一首があり、この写真の方がより豪華な包みと箱に入っています。
豆本
道具の中に入っていた豆本。「万葉集 全」「千載集 七」「詞花和哥集 五」「後撰和哥集 二」「古今和哥集 一」「古今集拾遺 三」「金葉集 六」「源氏香図」と表紙にある8冊が帙に入っています。 7冊は白紙ですが、「源氏香図」には源氏香図・伊勢物語和歌・三十六歌仙の名前が書かれており、巻末には「文化十年酉ノ弥生」の記載もあり、江戸時代に書かれたと推測されます。
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