大明神遺跡発掘調査記録 chapter22≪竪穴住居を掘る/2025年8月5日≫
だいみょうじんいせきはっくつちょうさきろくちゃぷたーにじゅうにたてあなじゅうきょをほる竪穴住居を掘る方法は、「見つけた黒い土」を丁寧に掘っていくだけです。とは言っても気を付けることがたくさんあります。最も大切なことは竪穴住居の中が決して平ら・四角でないことです。
【竪穴住居を見つけて掘る様子】
画像①
がぞういち例えば、柱や壁、棚状、ベッド状、土を突き固めた跡など、複雑な形をしています。このため黒い土を追いかけていくとこういった竪穴住居に付属した大切な工作物の記録が出来なくなってしまいます。このために掘りすぎないように丁寧に土の変化を確かめながら掘り進めなければならないのです。
【竪穴住居を掘り上げた様子】
竪穴住居を掘り上げた様子
たてあなじゅうきょをほりあげたようすこの竪穴住居は建物を半周するように溝が巡っていることがわかりました。建物の排水や、建物の拡張などいくつかの要因が考えられます。また、住居内を温めるための火を焚いた跡が無いことも大きな特徴です。 文:小千谷市学芸員 白井雅明