大明神遺跡発掘調査記録 chapter30≪柱の立て方/2025年8月21日≫
だいみょうじんいせきはっくつちょうさきろくちゃぷたーさんじゅうはしらのたてかたにせんにじゅうごねんはちがつにじゅういちにち穴を掘った時にどうして柱の痕ということがわかるのでしょうか。
縄文時代の柱は建てる時に、一度柱よりも大きな穴を掘り、柱を埋設して、隙間に土を押し込めて、立てていました。このため柱の立っていた特徴的な土壌の堆積が確認できます。
【柱が朽ち果てた様子】
はしらがくちはてたようす柱は4000年という長い時間をかけて腐りきってしまいます。
この腐ってしまった柱の形の土が確認できます。また柱を再利用するために引き抜いた跡も認められます。いずれにしても地面に対して直立する堆積が見られることとなります。
【柱の痕をきれいに掘り上げた様子】
はしらのあとをきれいにほりあげたようす平面で「漏斗」のように2段階の形状変化が見られることが柱の特徴です。しかし一度掘り上げてしまうと、柱の穴か判別することは難しいです。このため断面の状態でしっかりと判断し、正確に記録をすることがとても大切になります。 文:小千谷市学芸員 白井雅明