魚も人も冬知らず【小千谷アルバム】
さかなもひともふゆしらず おぢやあるばむ【小千谷アルバム】は小千谷の古い写真の紹介と、その撮影した時の場所や時代などの情報を推定する取り組みです。
茶郷川:【昭和30年代】
小千谷における伝統的な漁労の様子をとらえた貴重な一枚である。小千谷における最も古い漁労の様子を示す資料は、三仏生や元中子にて約五千年前の縄文時代の遺跡で見つかる。網を川床に設置し、流れないように端を石で留め、魚を追い込み捕まえる、という方法である。魚を効率的に捕まえるために、大量の「網」と「石錘」が必要となる。昭和の事例を眺め比べると、なるほど縄文時代とそれぼど技術は変わらないようである。縄文時代から続く人も魚もお互い生存するための熾烈な知恵比べ。それは時代を超え夏でも冬でも変わらない。
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