大明神遺跡発掘調査記録 chapter24≪土器の出方/2025年8月7日≫
だいみょうじんいせきはっくつちょうさきろくちゃぷたーにじゅうよんどきのでかた遺跡から出土するものの多くは説明が無いとわからないものが多いことでしょう。竪穴住居は浅ければただの窪みにしか見えないでしょうし、石器に至ってはただの石にしか見えないと思います。また、土器の欠片も少し色の変わった土の塊にしか見えません。 そんな遺跡から出土するものの中でも例外的に見ただけでわかるものが形を留めたまま出土する土器です。
【形をとどめたまま出土する様子】
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がぞういちこのようにほぼ完全に形を残した土器は、使用等によって壊れる前に、置かれたまま土に埋まったことが考えられるものです。そして後世の開発等の影響もなく、偶然当時の形を留めた貴重な出土例と言えます。
【少し壊れた状態で出土する様子】
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がぞういち通常の出土の仕方は、壊れたものが多いため、欠片になっています。形を留めていたとしても、このように上半分が無くなっていてしまいます。この壊れていない土器は、その出土した地点の時代や性格を示すとても大切な判断材料となります。 文:小千谷市学芸員 白井雅明