大明神遺跡発掘調査記録 chapter21≪水撒き/2025年8月1日≫
だいみょうじんいせきはっくつちょうさきろく ちゃぷたー21 みずまき 2025ねん8がつ1にち毎日暑い日が続いていますが、遺跡発掘調査は順調に進んでいます。 しかし、あまりにも地面が乾燥し土がサラサラになりすぎてしまい、遺構が崩れやすくなってしまいます。そこで、水を撒き地面を濡らすことで、遺構の崩壊を防ぎ丁寧な掘削作業ができるようになります。 撒いても撒いてもすぐに染み込んでいき、まるで珪藻土マットのようです!
また、もう一つ水撒きをする大きな理由として、遺構の記録写真を撮る際に土の色がよく見えるようになることがあげられます。湿った部分があることで遺構や土層の境界がはっきりと見えやすくなったり、細かい部分が鮮明に映るようになったりという利点があります。
文:大明神遺跡発掘調査作業員 細金 舞子 / 小千谷市文化財調査員 関口 美どり