紹介
『中二階』(1988)はアメリカの小説家、ニコルソン・ベイカーのデビュー作です。 30歳の平凡なサラリーマンがお昼休みにエスカレーターを上るたった10秒の間にめぐらせた心の声が、200ページ(!)にわたって、とにかく・しつこく・ミクロに語られまくります。 はじけたポップコーンの造形美、新製品が現れては消えていくシャンプーの興亡史、トーストはなぜ縦ではなく斜めに切るといいのか…。 腹筋がつるほど笑える。電車で読んじゃだめ。共感しまくりのあなたは、翻訳した岸本佐知子さんのエッセイもハマるでしょう。 ※一応物語の時間を操作する前衛的な小説です。『実験する小説たち』という本で知りました。