紹介
光原百合さんの最初の詩集です。 発行は1989年。執筆はまだ20代前半だったことになります。 のちにはミステリ作家として評価され、様々な分野で活躍した光原さんですが、2022年に亡くなり、2025年現在Amazonで現行で販売されているのは紙媒体ではこの本とミステリが数冊となりました。 先日取り寄せて読み返して、35年にわたるロングセラーになった理由がしみじみわかった気がしました。 自分の経験を語りながらも普遍性があり、押し付けがましくなく、人生の岐路で励まされる詩がつまっているのです。 黒井健さんの風景のイラストも優しく、癒されます。 長くたくさんの人たちが贈り物として買ってきたのではと思いました。 そして、まだまだこの詩集は現役です。