西義家は京都に営業所があったことから、「大木人形店」や「けうゑや」など京都の店で購入した人形が多くみられます。
三人官女(大木人形店)
大木人形店の五世大木平蔵は、明治18年(1885)生まれの西脇義一郎の同級生でした。
若葉人形(けうゑや)
ねずみ(けうゑや)
瀬沼竹亭の描いた屏風
一方、小千谷の画家、瀬沼竹亭の描いた屏風もあり、地元の文化も取り入れています。
市松人形
市松人形もたくさんありますが、その中にある大きな男子の人形は、本家の国三郎の姉の娘が西義家に嫁入りした際に持ってきたものと言われています。
西脇の家紋入りの着物を着ており、本家にも同様の人形があります。
舟遊び檀
そして、西義家のお雛様一番の特徴と言えば、ひな壇とは別に「舟遊び檀」があることです。
手前では、見事な模型に天皇皇后が舟遊びをする姿が再現されています。そして、奥の一段高くなったところには、在原業平が京都から関東へと向かう「東下り」の様子が再現されています。
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