ホントカ。

【みんなの手で、未来づくり大作戦】2024-常設展示-内ヶ巻城跡の管理者

みんなのてで みらいづくりだいさくせん 2024 じょうせつてんじ うちがまきじょうせきのかんりしゃ

小千谷の文化財を受け継ぎ未来につなげる人たちの、手と声を、聞き取り調査をもとに紹介します。

おぢやの千の宝
2024年9月26日公開(2024年10月11日更新)

内ヶ巻城跡の管理者

2024‐常設展示⑧ 山の原形をちゃんと残しておきたい (昭和30年生まれ) 《画像は近日公開予定です お楽しみに!》

【みんなの手で、未来づくり大作戦】2024-常設展示-内ヶ巻城跡の管理者

おぢやの千の宝
1枚の写真の1枚目

①あなたは文化財に関するどんな活動をしていますか

内ヶ巻城跡(小千谷市指定文化財)の半分くらいが自分ちの山。 管理といっても普段は、草刈りとか、堀のとこが竹藪になっているから、毎年ではないけどたまに切ってやったりしているくらい。竹は切った後がとんがっていると、踏んだとき危ないから、とんがらないように切るようにしている。 あと、山が崩れているとか、木が倒れているのがあれば処理をして、誰かが入っても歩けるよう整備はしている。崖が急なところもあって、そこは機械をもって上がれないから、回り道をしていったりする

内ヶ巻(うちがまき)城跡

小千谷市ホームページ

②いつからその活動をしていますか

管理というか、山が好きだったから、小さい頃からよく行っていた。昔この辺に何があったかなとか、中学生の頃、白い椿があるところには宝があると聞いて、堀ったこともある。 城山だと聞いてはいたけど、城として注目されたのはごく最近。城については、噂話が伝わっている程度で、あまり文献はなかった、掘とかがあるのは知っていたけど、内ヶ巻にこういう城があったのかと驚いた、川井小学校の子どもたちが、城跡の模型を作っている。それを見て、初めてこういう城だったのかと。 そういえば、昔は城跡で馬を飼っていたという話を聞いた。50年も前の話で、今だとそこに行く道は急で、どこから上げたのかわからない。もしかしたら、林道を作るのに崩したりとかして、山の形が変わっているのかもしれない。30年くらい前には、まだ高く売れたから杉を植えたりもした。昔は、山を変えちゃいけないとかはわからなかった。 今から30年前に白井さん(小千谷市学芸員)みたいな人がいれば、もっと話を聞けたのにと思う。

③その活動で大切にしていることは何ですか

仲間づくりを大事にしたい、自己満足ではなく仲間と一緒に勉強しながら活動したい。今は、一緒にやっている人が1人いる。

④その活動でもっと取り組みたいことは何ですか

村の人もだけど、他所から興味ある人が来てくれる。草はすぐ長くなるし、木は伐採してもすぐ伸びるけど、その人たちのために、見れるようにしておきたい。 あとは、原形をちゃんと残しておきたい。堀も、土が積もって浅くなっているから、掘ってみたい。堀の両端には、岩を積んであるのもわかるので、どうやって攻めてきたのかとか、いろいろ考えられる。

⑤小千谷の好きなもの、ことは何ですか

都会から来た人を連れて行くのは、そば屋。それから錦鯉を見に行く。 夏休みの民泊で江戸川から来た子たち3人(当時中学1年か2年生くらい)が、もう10年以上たった今でも家に来たり、何かあると報告してくれる。その子たちも山に行ったことがある。

⑥未来の小千谷の人たちに伝えたいこと

みんな一緒に、何かできたらいいなと。 マキづきあいや、親戚付き合いもなくなってきている。農家の人が、個人農家はほとんどなくなって、そこでの交流もなくなった。村の中での交流をもっとしていかなきゃいけないと、今、老人会の会長をしている。そこでは、昭和初期の田植えの話が出たりとかして面白い。そんな歴史とかは、うちらの下の世代は知らないから、小学校とか中学校で教えてあげたい。 人も少なくなる中、人任せでなく、一人一人が町内のことを考えるようにならないと。 (2024年9月)

ホントカ。小千谷市ひと・まち・文化共創拠点
住所:〒947-0021 新潟県小千谷市本町1丁目13番35号電話:0258-82-2724FAX:0258-82-8915
開館時間:
屋内広場
食アンカー
発アンカー
響アンカー
※演アンカー西側トイレは24時間利用可能
休館日:毎月第2, 4火曜日及び年末年始
第2・第4火曜日
祝日に当たるときは、その翌日以後の最初の休日でない日
年末年始
12月29日から翌年の1月3日まで
食アンカー
毎週月・火曜日、年末年始

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