4. 火炎土器【2024-常設展示】
かえんどき2024 じょうせつてんじLocation
- Name
- 徳右ェ門山遺跡(山本)
- Furigana
- とくえもんいせき
火焔土器?火焔型土器?火炎土器?
火焔土器?火焔型土器?火炎土器? いろいろな呼び方があると思った方もいるかもしれません。 1936年、長岡市の馬高遺跡にて出土した土器片を復元してみると、まるで燃えさかる炎のような形だということで、この最初の土器は「火焔土器」と名付けられました。その後に出土した同系統の土器は慣習的に「火焔型土器」と呼ばれています。
「火炎」という字を用いる場合はさらに広い対象を指すようです。例えば火焔型だけでなく王冠型土器を指すときもあります。
火炎土器って実用性あるの?
国宝の火焔型土器を見ても分かるように、煮炊きに使う土器というより芸術品のようです。 むしろ料理に使うには邪魔なんじゃと思えるほどですが、実際出土した火焔型土器の内側からは焦げた部分や吹きこぼれの跡があったため、調理用だったと考えられています。むしろ上部が膨らみ口縁が高いので吹きこぼれにくく効率的だったのかもしれません。 しかし、美しい見た目からは何かの儀式用だったのでは?という説もあります。 さまざまな使い方をしていたのかもしれません。