【みんなの手で、未来づくり大作戦】2024-常設展示-魚沼神社太太神楽をつなぐ人
みんなのてで みらいづくりだいさくせん 2024 じょうせつてんじ うおぬまじんじゃ だいだいかぐらをつなぐひと小千谷の文化財を受け継ぎ未来につなげる人たちの、手と声を、聞き取り調査をもとに紹介します。
魚沼神社太太神楽をつなぐ人
2024‐常設展示⑭ 土川というと魚沼神社、それをつないでいこうと。 富田秀雄(昭和28年生まれ) 《画像は近日公開予定です お楽しみに!》
①あなたは文化財に関するどんな活動をしていますか
魚沼神社の太太神楽を通じて活動をしている。魚沼神社に関しては、交代ごうたいで氏子をやったり、町内では年行事担当班がお祭りをする。
②いつからその活動をしていますか
土川に引っ越してきた平成4年から。 もともと住んでいたのは寺町で、子どもの頃の遊び場所は照専寺か慈眼寺だった。魚沼神社のあたりは、ここは恐いんだよと植え付けられていた。何にもなくて、田んぼの中の砂利道で、あそこに行くとなんかがいる。「わりぃこ」になると連れていくと言われていた。 太太神楽をやり始めたのは50歳くらい。寺町には、面白い風土があって、町内の青年会からPTAが区別なくごちゃまんざいにあった。何が青年会の行事で、何がPTAの行事かわからなかった。その気持ちで土川にきたら、これはPTAの行事、年行事と別れているのでびっくりした。土川に来て2年目でPTAの会長になって、それから青年会に入ったりして、太太神楽を知って、こういうのが地域にあるんなら関わらなきゃなと。 入ってからしばらく仕事が現役だったから、最初に会計をやれと言われ、そのうち人がいなくなって総務と会計をやれと言われ、10年くらいして会長になった。ずっと裏方だったんだけど、会長もやめた今年、秋田県の西馬音内(にしもない)に行くことになって、それが平日だから人がいなくて笛をすることになった(笑)今、小学生から笛を習っている(笑)
③その活動で大切にしていることは何ですか
やっぱり「つなぎ」。 学生の時、東京にいたときはそんな気持ちにはならなかったけど、もともと、寺町という古いところで育ったこともあるかもしれない。土川というと魚沼神社、それをつないでいこうと。
④その活動でもっと取り組みたいこと、してみたいことは何ですか
太太神楽は子どもたちがやっているんだけど、うまくなると成長するから新しい子に代わる。名人芸になるまではならない。無理にレベルを上げる必要はないけど、他のところの神楽を見に行ったりとかしたい。 昔は太太神楽は長男しかできなくて、その中でも選ばれた人しか舞殿しかあがれなかった。やりたい人がいっぱいいすぎて、苦肉の策だったのかもしれない。今のような体制も、つないでいくために自然になっていったんだと思う。
⑤小千谷の好きなもの、ことは何ですか
雪。やだけど好き(笑)一冬何回もないけど、初雪が降って、晴れたときにキラキラして。 縮も好き。来ている人を見るのも好き。
⑥未来の小千谷の人たちに伝えたいこと、のこしたいことは何ですか
いっぱいありすぎる(笑) 魚沼神社、太太はつないでほしい。あんまり急激な発展はしないでいいけど、あんまり変わらないのもなんだかなと思う。穏やかに右下がりにならないようにいってほしい。
(2024年9月)