魚沼神社阿弥陀堂【小千谷の文化財】
うおぬまじんじゃあみだどう おぢやのぶんかざい魚沼神社阿弥陀堂
- 指定区分
- 国指定
- 種別
- 建造物
- 指定年月日
- 1906年4月14日
魚沼神社の創立年代は明らかではありませんが、もとは「上弥彦犬明神(かみやひこだいみょうじん)」とよばれ、安永九 (一七八〇)年に京都の吉田家から、現在の「魚沼神社」と名乗ることを許されたといわれています。中世には上杉家をはじめとした武家の信仰を集めたことから、多くの文化財を所蔵しています。 境内正面の本殿に向かって手前左側にある阿弥陀堂は、高さ約七メートル、桁行約五メートルの三間四方の広さで、一重宝形造茅葺(ほうぎょうづくりかやぶき)のお堂です。昭和二十九(一九五四)年の大規模な解体修理の際、実肘木(さねひじき)という部分に「永禄六年乙丑」の文字が確認されました。このことから建築年代は、永禄六(一五六三)年、あるいは干支からみると永禄八(一五六五)年と推定できます。また、軒の張り出しがきわめて短いことや、正面以外に縁が存在しないことは、豪雪地帯の建物として配慮されたものと推定できます。明治初年の神仏分離で「神輿舎(しんよしゃ)」と改称されましたが、その後ふたたび阿弥陀三尊が安置され、前述の解体修理を機に「阿弥陀堂」の名称に戻したとされています。
魚沼神社阿弥陀堂
小千谷市ホームページ
Location
- Name
- 魚沼神社
- Furigana
- うおぬまじんじゃ