大明神遺跡発掘調査記録 chapter23≪竪穴住居、色々な床≫
だいみょうじんいせきはっくつちょうさきろくちゃぷたーにじゅうさんたてあなじゅうきょいろいろなゆか≪竪穴住居、色々な床/2025年8月6日≫
竪穴住居の作りについて、大まかな傾向があることがわかりました。
- 柱の建て方は、方形でなく五角形に近い平面形をしていること。
- どの住居にも、住居内を温めるための火を焚いた跡が無いこと。
- 掘り込みが浅いこと。
そして、最も特徴的な作りとして、竪穴住居の床には色々な種類があることが確認できました。
【土を掘って固めた床】
この住居は竪穴を掘って、踏み固めた形状をしていました。このため住居の中がとても平坦に感じます。
土を掘って固めた床
つちをほってかためたゆか【石を敷いた床】
一方でこちらの住居は、住居の大半で石を敷いていることがわかります。石の種類も大小様々で、床全体に凹凸を感じます。また、住居の中心部の石は焼けている跡を見ることができます。形状だけでは、どのように使われた竪穴住居かは、想像できませんが、4点ある大きな石に、「石をぶつけた痕」が認められることから、住居の中で石器などの道具を製作していたと推定できます。
石を敷いた床
いしをしいたゆか文:小千谷市学芸員 白井雅明