ホントカ。

江戸時代以来の悲願成就【小千谷アルバム】

えどじだいいらいのひがんじょうじゅ おぢやあるばむ

【小千谷アルバム】は小千谷の古い写真の紹介と、その撮影した時の場所や時代などの情報を推定する取り組みです。

おぢやの千の宝
2025年6月10日公開(2025年6月12日更新)

昭和56年 : 小千谷大橋

『三国街道に橋をかける』実は江戸時代以降の人々が考えていた夢である。どうしてか。小千谷から長岡駅に行く時、旭橋から下流に橋が無かったことを想像してみてほしい。浦柄~妙見に難攻不落の険として榎峠が鎮座するのである。「トンネルを掘れば良い」と考えるかもしれないが、この峠はご存知のとおり中越地震において山が崩壊してしまうほど扱いの難しい険である。このため自動車も土木機械もない時代の人々は、この険をひたすら九十九折に登山するか、何とか舟を用いて川下りするしかなかった。「それなら橋を架ければいい」簡単に言ってはいけない。航空写真など信濃川の川幅の推移を見てほしい。旭橋より下流は川幅がどんどん広がっていることが確認できると思う。実はこの橋、現代の技術をもってして初めて架けることができたのである。もし江戸時代の人々が現代の三国街道を往来した時に一番喜ぶことは、立派な舗装道路でもなく、上越国境の新三国トンネルでもなく、この『榎峠を越えなくても良い』ということであるのは想像に難くない。

江戸時代以来の悲願成就【小千谷アルバム】

おぢやの千の宝
1枚の写真の1枚目

このページは小千谷市郷土資料館が作成しました。 掲載コンテンツの二次利用条件などはこちらのページをご覧ください。

ホントカ。小千谷市ひと・まち・文化共創拠点
住所:〒947-0021 新潟県小千谷市本町1丁目13番35号電話:0258-82-2724FAX:0258-82-8915
開館時間:
屋内広場
食アンカー
発アンカー
響アンカー
※演アンカー西側トイレは24時間利用可能
休館日:毎月第2, 4火曜日及び年末年始
第2・第4火曜日
祝日に当たるときは、その翌日以後の最初の休日でない日
年末年始
12月29日から翌年の1月3日まで
食アンカー
毎週月・火曜日、年末年始

Copyright © Ojiya City All rights reserved.