ホントカ。

さようなら魚沼線【小千谷アルバム】

さようならうおぬません おぢやあるばむ

【小千谷アルバム】は小千谷の古い写真の紹介と、その撮影した時の場所や時代などの情報を推定する取り組みです。

おぢやの千の宝
2025年6月10日公開(2025年6月15日更新)

昭和59年 : 小粟田駅

魚沼線は、日本国有鉄道が運営していた、三島郡越路町の来迎寺駅から小千谷市の西小千谷駅に至る鉄道路線であった。明治43年の開業以来昭和59年の全線廃止まで、色々な人々の思いを乗せて走った。時に小千谷の産品貨物、毎日の通勤通学者、都会に旅立つ希望あふれる若者、冬の出稼ぎのために泣く泣く家族と離れる労働者、勇ましく戦地に送り出された兵士。本当に出会いも別れも楽しさも悲しさも、すべてがここにあったであろう。「さようなら」という小さく可愛らしいゴシック体文字には、込めきれないほどの気持ちがあったに違いない。では、魚沼線に関わる痕跡はすべて消えたかというとそうではない。航空写真はとてもわかりやすい。小千谷西高等学校裏の公園、小千谷総合病院と県道10号との間の直線的な空き地、片貝バイパス、実はこれらはすべて廃線敷と呼ばれる線路の痕跡である。この痕跡は普段の生活でも目には入っているかもしれないが、意識しなければただのまっすぐな道などでしかない。この痕跡に気が付いた時で良いので、「ありがとう魚沼線」と確かにそこを走っていた魚沼線を、頑張った先人への思いも含めて心に感じてもらえたら幸いである。

さようなら魚沼線【小千谷アルバム】

おぢやの千の宝
1枚の写真の1枚目

場所

名称
魚沼線小粟田駅跡
よみがな
うおぬませんこわだえきあと

このページは小千谷市郷土資料館が作成しました。 掲載コンテンツの二次利用条件などはこちらのページをご覧ください。

ホントカ。小千谷市ひと・まち・文化共創拠点
住所:〒947-0021 新潟県小千谷市本町1丁目13番35号電話:0258-82-2724FAX:0258-82-8915
開館時間:
屋内広場
食アンカー
発アンカー
響アンカー
※演アンカー西側トイレは24時間利用可能
休館日:毎月第2, 4火曜日及び年末年始
第2・第4火曜日
祝日に当たるときは、その翌日以後の最初の休日でない日
年末年始
12月29日から翌年の1月3日まで
食アンカー
毎週月・火曜日、年末年始

Copyright © Ojiya City All rights reserved.